AC/DCファンのアドバイスを元に、ANASOUNDSチームの視点で作られた"ハイ・ボルテージ"。初めは、Marshall Plexi を限界以上(目盛り11まで)にする事を目的としていましたが、最終的にはアルバムHigh Voltageに収録されている"It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock 'N' Roll)"のサウンドを分析し、周波数を設定。イントロでのクリーンでありながらパワフルなコードワークはとても印象的で、簡単にこのサウンドを彷彿させることの出来るペダルが完成しました。でも勘違いしないで下さい。コントロールポット、トリムポットの設定で、簡単に自分自身のオリジナル・サウンドも作ることが可能です。
コントロール
Gainポットを調整する事で、透明感のある軽いオーバードライブから、とてもパワフルなディストーションサウンドまで設定できます。Big Metalの様なコンプレッショントーンでは無く、むしろ、Plexiアンプを限界までプッシュした、またはJCM800が唸り始める様なサウンドです。そしてOutポットでは、40V近くまでダイナミックに駆動させることができます。Gainを控えめにOutを最大限での使用をお勧めします。
このペダルのToneポットは、ANASOUNDSにとって本当の課題だったと言えます。従来の多くのディストーションペダルでは、全ての周波数帯において、一律にただ増幅。ダレた低音域、鼓膜を破る様な高音では、最終的にバンドでの演奏では使い物になりませんでした。このペダルでは、Bass Cutスイッチを搭載する事で、低音をカットし、バンドサウンドでの音抜けを良くします。また、小音量での演奏時、自宅での練習では、低音域を足す事もできます。
内部には、Voicingトリムポットを搭載。このトリムポットではモダンなサチュレーション、又はウォームなヴィンテージサウンドが切り替えられます。そして、Treble Cutスイッチは、初期設定ではONになっています。マルコムの曲中のサウンドでは4kHz以上の高音域は出ていないからです。
※ "HIGH VOLTAGE" との違いはトップパネルのみです。その他仕様に違いは有りません。